修士論文:「マッハツェンダー型光干渉計を用いた色素ドープ液晶の光誘起屈折率屈折率分布の精密計測」
論 文 概 要 |
液晶材料に他の光機能性を有する有機材料をドープし、光熱効果や光異性化反応など種々の光機能性を持たせることができる。
その光学的非線形性を応用して光情報処理に応用しようという研究が活発化している。このような応用を実現するためには、
液晶中に発生する光誘起屈折率変化の空間分布を詳細に解析する事は光機能性の発現メカニズム解明上からも非常に重要であると考えられる。
本研究では、光熱効果を例に取り、複素屈折率変化の空間分布をマッハ−ツェンダー干渉計を用いて計測する事を試みた。
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(査読論文)
1. | Observation of spatial
distribution of laser-induced refractive index change in dye-doped liquid
crystals. H. Ono and H. Saeki Liq. Cryst. 28 (2001) 1775-1778 |
2. | Spatial distribution of complex
refractive index change in guest-host liquid crystals determined with a phase-sensitive interferometric method. H. Ono and H. Saeki Jpn. J. Appl. Phys. 40 (2001) 5363-5368. |
(口頭発表)
1. | 2000年10月 液晶学会討論会予稿集 液晶中の光誘起屈折率変化分布の光干渉計による精密計測 佐伯創、小野浩司 |
2. | 2000年10月 電子情報通信学会信学技報 OME 色素ドープ液晶の光熱効果による巨大非線形光学効果 小野浩司、菊原純一、佐伯創、吉田真、柴田和明 |
3. | 2001年3月 第48回応用物理学関係連合講演会予稿集(第3分冊) 色素ドープ液晶の光誘起複素屈折率変化の空間分布の精密決定 佐伯創、小野浩司 |