World Water Congress and Exhibition in Vienna

7-12 September 2008

 

 

今回,私たち廃棄物・有害物管理工学研究室から,准教授小松俊哉とM2江口 淳がオーストリアはウィーンで開催されたWorld Water Congress and Exhibitionに9月7日から12日まで参加しました.

 

写真-1 受付前での記念撮影(右:小松 俊哉准教授,左 修士二年 江口 淳)

 

このWorld Water Congress and Exhibitionは,IWA(International Water Association:国際水協会)が主催する,水環境に関する学会です.

私たちは「Mesophilic and Thermophilic Anaerobic Codigestion of Sewage Sludge and Rice Straw(下水汚泥と稲わらの中温及び高温嫌気性消化)」という題目で,ポスター発表を行いました.

この研究は,下水処理場から発生する下水汚泥と日本で大量に発生する稲わらを混合し,嫌気性消化を行う事で,効率的にバイオガスを取り出す事を目的とした研究で,近年叫ばれている地球温暖化の問題を地域のバイオマス利用から解決する事を目的としています.

  

写真-2 ポスター発表に臨む小松 俊哉准教授と修士二年江口 淳

 

ポスター発表では,たくさんの人々と交流をする事ができました.

 

写真-3 ポスターの説明をする修士二年 江口 淳

  

今回は2000人を越える参加者が世界各国から集まり,様々な研究発表を行いました.その中でも,やはり私たちと同様にエネルギー回収を目的とした嫌気性消化の研究も多くあり,非常に参考になりました.

 

今回,国際学会に参加し,自らの発表を行うことで世界における自分の研究の立ち位置が明確になりました.ほかの研究者の方とのディスカッションでも,自分が気付かなかった多くの事を気付かせていただけました.

水環境を守るという共通の意識を持って世界中から集まった人々に触れる事ができた事でこれからの私の研究生活も大きく変わりそうな予感がしています.

文責:修士2年 江口 淳