黒部ダム-鵜川ダム見学ツアー

 

2013820()21()2日間に渡り、富山県にある日本最大のダム発電施設「黒部ダム」と新潟県柏崎市にある渇水・治水対策として現在建設中の「鵜川ダム」へ本研究室から16(教員:姫野准教授、修士2年:井上明大、清水義之、菅納信太郎、保坂一晃、和田拓己、修士1年:岸本宙仁、栗田雄佑、菅原大、高野力徳、竹見友宏、吉岡大佑、学部4年:荒井啓佑、北田誠、竹田悠人、富永純基、南條公平が見学を行いました。

 

 

初日は黒部ダムの見学を行いました。当日は天候が悪く、ダムからの放水が中止されないか心配されましたが、問題なく稼働しており、その迫力に驚かされました。また、今年は「くろよん50周年イベント」ということで展示場が開設されており、普段は見ることができない、建設に携わった方々のインタビュー映像や実際に使われた計測機などを見ることができ、当時の苦労や完成した時の喜びなどを感じることができました。

 

写真-1 黒部ダムを背景に撮影

3列目左から、高野、吉岡、北田、竹見

2列目左から、富永、姫野准教授、岸本、栗田、荒井、清水、菅納

1列目左から、保坂、和田、井上、菅原

 

写真-2 トロリーバス50周年記念デザイン

写真-3 ダムからの放水の様子

写真-4 ダムの大きさに驚く修士1年 高野力徳

写真-5 黒部ダム周囲の山々

 

 2日目には現在建設中の鵜川ダムの見学を行わせていただきました。前日の雨がうそのように晴ればれとした天気の中、見学させていただくことができました。

 鵜川流域では、古くから度々洪水が起きている為、その災害を受け昭和45年頃から調査が開始され、平成16年に着工しそこから20年の工事計画で建設が進められています。鵜川ダムは中央コア型ロックフィルダムという形式であり、前日に見学を行った黒部ダムとは形式が異なるものではありましたが、建設段階とはいえその大きさに圧倒されました。

 

 見学では、ダムの細部まで説明をしていただき、さらに建設中のダム内部まで見させていただき、非常に貴重な体験をさせていただくことができました。特に、洪水吐きのためのトンネルや積み上げられた岩石など、完成してからでは見ることが出来ないところまで見学させていただき、その長さや大きさに驚きました。

 

写真-6 建設工事中の鵜川ダムを背景に撮影

後列左から、荒井、吉岡、清水、岸本、竹田、栗田、北田、竹見、姫野准教授

前列左から、高野、保坂、菅納、富永、井上、菅原、和田、南條

 

写真-7 建設中の鵜川ダム

写真-8廃水処理施設を見学する研究室メンバー

 

2日間に渡るダムの見学を行い、普段の研究ではなかなか触れることのない分野ではありますが、建設段階での廃水の処理や水力からのエネルギー回収など、私たちの研究とも関係している部分は多く、今回の体験を今後の研究活動に活かしていきたいと思いました。今回、鵜川ダムの見学をご提案くださった前田建設工業株式会社 中曽根様、見学当日に快く迎えていただき案内をしてくださった鵜川ダム作業所 一之瀬様、中島様に研究室一同感謝を申し上げます。

 

文責:学部4年 荒井啓佑