2004年8月4日〜6日 実験室の改造

 2004年8月4日〜6日、研究室に新しい実験装置を作りました。

@ドラフトの作成

 ドラフトとは、毒性のあるガスを強制的に外部に排気する装置です。

 私たちの研究室では、ものを燃やした時に発生するPAHs(多環芳香族炭化水素)の発生源の解明を進めています。PAHsは発がん性が  疑われている物質です。PAHsの分析には有機溶媒を使うのですが、有機溶媒を人が吸ってしまわないようにしなければなりません。そこで、蒸発した有機溶媒を外部に排気してやるために、ドラフトを作成しました。

 思った以上に大変な作業で、予定より時間がかかってしまいました。しかし、全員で協力して作業を行なうことができ、見栄えはあまりよくありませんが、きちんとしたものが出来上がりました。

計画通りに部品を組み立て中

  配置ももちろん自分たちで!

 

 完成!この中で作業すれば、ガスも漏れません

 

A実験機器を設置&省スペース化

平成16年4月から「熱分解・ガス改質によるバイオマスのエネルギー回収」が新たな研究として立ち上がりました。

 それにより、熱分解・ガス改質実験を行う実験装置(電気炉)が新らたに私たちの研究室に導入されました。新しい実験を行える様になった事で、この実験の条件を操作する実験機器を設置するため、アングルラックを設計し作成しました。

 初めて作るアングルラックに苦戦し、途中設計の変更もありましたが、みんなの協力のもと無事アングルラックが完成し、電気炉の据付けが完了しました。

アングルラックが完成!!(左から学部4年廣瀬智弘、修士1年上田孝司)

 

アングルラック・電気炉の据付が完了!!         

        

(M1 野村敏明・上田孝司)