2004年9月18日、19日 第18回日本吸着学会研究発表会
9月18、19日に明治大学理工学部で第18回日本吸着学会が開催され、私たちの研究室では姫野修司助手と修士2年の大久保賢一、修士1年の小松隆宏の計3人が参加してきました。
吸着学会は、吸着やイオン交換など、様々な材料の表面の働きに関する挙動とその応用技術について学際的、国際的視野に立って、技術の向上と工業の発展を図ることを目的としており、今回で第18回目となる日本吸着学会研究発表会は年に1回の意見・情報を交換していく場であり、33名の口頭発表、34名のポスター発表の他、特別講演も行われました。
私たちの研究室では、私、修士2年の大久保は、住宅環境において問題となっている揮発性有機化合物(VOCs)が数種類含まれてきた場合の活性炭に対する吸着量の挙動を予測する研究を行っており、修士1年の小松は、エネルギーとしての有効利用されている消化ガスの主成分であるメタン(CH4)、二酸化炭素(CO2)を水分を含んだ活性炭に対し、高圧化で通常より多く吸着させる研究を行っており、それぞれ、「活性炭における二成分系揮発性有機化合物の吸着平衡の測定と解析」、「湿潤活性炭に対するCH4、CO2の高圧吸着平衡」というタイトルで口頭発表を行いました。私は今回が初めての学会発表ということで非常に緊張しておりましたが、発表後には、多数のご質問やご指摘をいただき、非常に実りのある発表となりました。
今回の発表の経験を生かして今後の研究に生かしていきたいと考えております。
19日午後の部一人目。M1小松隆宏の発表
(修士2年 大久保 賢一)