2004年4月9日 オートサンプラーの製作
4月9日､修士2年丹野智史が下水の自動採水器（オートサンプラー）の製作のために岐阜羽島にある水都工業㈱を訪れました。オートサンプラーとは設定条件により、自動でサンプルの採水を開始する装置であります。
今回新たに製作することとなったオートサンプラーは日本ガイシ㈱から技術提案されたもので、東京都北多摩二号下水処理場において「浮上ろ材を用いた上向流式」ろ過装置の実験におけるサンプリングにおいて実績があるものです。いわしや(合)、水都工業㈱のご協力をいただき、作成することといたしました。
特徴としては
・真空ポンプを用いる
・目詰まりがない
・タッチパネルによる容易な操作
などがあります。
今まで本格的なオートサンプラーの実例が少ないので図面や写真でしか見たことがなく、イメージがなかなか沸かなかったのですが、実際見ることが出来るということで、この日をとても楽しみにしておりました。
実際見てみると思ったより小さく、かなり精度の高い仕上がりになっておりました。
これで雨天時のデータを取り逃すことなく、研究を進めていくことができます。
日本ガイシ㈱、いわしや(合)、水都工業㈱の皆様、ご協力ありがとうございました。
下に並んだポリ瓶にサンプルが集められます。
みなさまのご支援でハイテクなサンプラーができました。
（丹野 智史）