2005/3/2 平成16年度 実務訓練報告会
2004年9月30日、壮行会にて見送られたB4(学部4年生)が帰ってきました。
2005年3月2日我が研究室の学部4年8名(芥川至、井上義康、大嶺誠、金山麻里香、志村俊輔、高橋梢、広瀬智昭、福間貴宏)が実務訓練報告会にて各自の実務訓練の報告発表を学内で行いました。8名は、10月から2月までの5ヶ月間、実務訓練生として大学を離れ、社会の荒波にもまれてきた成果を報告いたしました。
みな実務訓練に旅立つ前よりひと回り成長し、研究の成果がどのように社会に反映されるかなどのセンスが少し身についてきていることを目の当たりにすることができました。
この経験を生かして、大学院の修士課程でも自分の研究が社会でどのように役に立つのかを考えながら研究に励みたいと思います。
以下、ひとりひとりの個性溢れるコメントです。
芥川至:
実務訓練を通して「社会に出る」ということが少しだけ体験できたと思った。朝早くに起き、日中は一生懸命働き、少しだけ残業し、夜はすぐ寝る。まだまだほど遠いと思っていた社会での生活は意外と楽しく、希望が持てた。これから経験するであろう実社会は実務訓練とは全く異なるものかもしれないが、今回の実務訓練での経験を少しでも生かせるよう頑張っていきたい。
井上義康:
一つの研究、実験を通して研究の基本的な進め方や、実験器具の使用方法について学べた。また、自分の行なった実験を報告書にまとめる際には、自分の未熟さを痛感した。実務訓練中の生活では、多くの人にお世話になり、いろいろな話を聞くことができ、非常に勉強になった。これらを大学院での生活や、社会での生活に生かしていきたい。
大嶺誠:
経験や知識も重要だが、企業に入って一番必要なのは、独自性と社交性だと学んだ。また、アピールの仕方についても伝授していただいた。このことを忘れずに研究に励んでいきたい。
金山麻里香:
実務訓練では、社会の厳しさや自分の未熟さなど、多くのことを学ぶことができました。その中でも就業時間内にいかに効率よく仕事を行うかが重要であると感じました。この経験を今後の人生に役立てていきたいです。
志村俊輔:
コンサルタントの業務を実際におこなって、集中力を持続させる事の難しさ、確認の重要さを学んだ。また自らが計画に携わった浸水対策、合流式下水道改善計画が実行される事を考えると非常にやりがいがある仕事だと感じた。
高橋梢:
自分の知識のなさを痛感したとともに実験計画の重要性を感じました。実験では微量物質を扱い、新しい測定操作について学ぶことができました。自分の業務以外にも実際に社会で行われている最新の研究や技術に触れ、今後研究を進めるにあたって視野を広げることができました。
広瀬智昭:
実務を経験することで、自分の未熟な点にいくつも気付くことができました。特に、社会で重要なプレゼン能力が自分には不足していることを痛感しました。今後は、ここで気付いた点を常に心に留め、自分の能力を磨き、成長することで、実務でお世話になった方々へ恩返しをしていきたいです。
福間貴宏:
5ヶ月と長期間の実務訓練は、僕に貴重な経験を与えてくれました。社会という未知なる世界を学生として体験することができ、社会に出るための心の準備ができました。この貴重な経験は、他の大学では体験できないことであり、この経験をぞんぶんに生かし、他の大学の学生に負けないよう研究をがんばりたい。
(by 高橋 梢)