2005/9/7〜9/9 第60回 土木学会 全国大会
9月7日〜9日の3日間,早稲田大学の西早稲田キャンパスにて第60回土木学会全国大会が
行なわれ,修士2年 酒井陽介が研究発表を行なってきました.
土木学会は、1914年に社団法人として設立され、「土木工学の進歩および土木事業の発達
ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを
目指し、以下の三つの柱のもと、さまざまな活動が展開されています。
・学術・技術の進歩への貢献
・社会への直接的貢献
・会員の交流と啓発
今回の学会では
○第T部門:応用力学,構造工学,鋼構造,耐震工学,地震工学,風工学など
○第U部門:水理学,水文学,河川工学,水資源工学,港湾工学,海岸工学,海洋工学,
環境水理など
○第V部門:土質力学,基礎工学,岩盤工学,土木地質,地盤環境工学など
○第W部門:土木計画,地域都市計画,国土計画,交通計画,交通工学,鉄道工学,
景観・デザイン, 土木史,測量など
○第X部門:土木材料,舗装工学,コンクリート工学,コンクリート構造など
○第Y部門:建設事業計画,設計技術,積算・契約・労務・調達,施工技術,
環境影響対応技術,維持・補修・保全技術,建設マネジメントなど
○第Z部門:環境計画・管理,環境システム,用排水システム,廃棄物,環境保全など
以上,7つの部門にわたる幅広い土木に関する分野の研究発表が行なわれました.
酒井陽介は第Z部門「好気性処理」セクションで
『低水温期の実下水処理における膜分離活性汚泥法の担体投入効果』という題目で
発表を行ないました.この研究発表では,微生物の活性が低下するといわれている
低水温期においても膜分離活性汚泥法では脱窒時間を長めにとることによって,
高い窒素除去が可能であるということを報告するものでした.
発表後の質疑応答では他大学や企業の方々から鋭いご指摘やアドバイスを頂き,
今後の研究が益々良くなることが期待できました.
3日間にわたり,同分野や他分野の研究発表を多く聴くことが出来,土木という大きな
分野の環境システムの位置づけや現在抱えている課題,さらには今後の方向性というものを
再認識し,学会に参加することで切磋琢磨し,研究のレベルも高くなっていくことを確信しました.
発表が終わりホッとした酒井陽介(背景:早稲田大学 大隈講堂)
(記者:修士2年 酒井陽介)