2006/2/28
平成18年度 実務訓練報告会
2006年2月27日、我が研究室の学部4年、7名(阿部隼人、片山智樹、草場大作、菊池友則、櫻井総一郎、高和真吾、露崎知広)は長岡技術科学大学の最大の魅力である、5ヶ月間に及ぶ実務訓練を終えて、全国各地から長岡に凱旋した。実務訓練は、大学院に進学する予定の学部4年生が官庁、企業、研究所などに行くものである。
7名は、環境・建設系の、全教員、全学生の前で、各自の実務訓練で得た成果を報告した。
みな実務訓練に行く前より、ひと回りも、ふた回りも成長し、実社会に必要な人材や、社会が求めているタイムリーな情報を得るなど、数々の貴重な経験を積んできた。
これらの経験を生かして、大学院の修士課程でも自分の研究が社会でどのように役に立つのかを考えながら研究に励もうと、意気込んでいる。
教員、学生らの前で堂々と発表する高和真吾(右奥)
(撮影者:修士2年 真部良章)
実務訓練生の感想
阿部隼人 実務訓練先:日本上下水道設計株式会社
私は、実務訓練を通して、ミスをすることの恐ろしさを学んできた。一見、当たり前のことだが、学生の時のミスとは性質が大きく異なる。社会にでて、ミスをしてしまうと、会社全体に不利益をもたらしてしまうからだ。そのプレッシャーの中、業務の一端を担い、業務が成功したときには、責任以上の達成感を得ることができた。
片山智樹 実務訓練先:三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 (尼崎)環境システム技術部 水環境グループ
実務訓練では、社会の厳しさを知り、自分の未熟さを痛感しました。また、効率良く仕事を行うことが一番大切ということを知りました。実務訓練での多くの経験を今後の生活に活かしていきたいと思います。
草場大作 実務訓練先:株式会社日水コン
実務訓練を通じて、我が国の下水道事業を支える一業種としてのコンサルタントの実状をつぶさに見る事が出来ました。また、自分の人生観や価値観に非常に大きな刺激を与えてくれ、人間的にも成長出来たと思います。研究室を離れた5ヶ月間の東京社会体験は、心身共にとても充実したものでした!!
菊池友則 実務訓練先:独立行政法人 土木研究所 水質チーム
実務訓練では数人のグループで協力し仕事を行うことが多く、コミュニケーションの重要性を強く感じた。また、フィールドワークに参加する機会も多く与えられ、研究の在り方を多角的に学ぶことができた。実務訓練での経験をこの後の研究に生かしていきたい。
櫻井総一郎 実務訓練先:独立行政法人土木研究所 リサイクルチーム
実務訓練を通して、将来について深く考える良い期間であった。また、どの様な研究に限らず経験した出来事においても、何らか繋がりがあるということがわかり、これから自分が行うこと一つ一つを大切にしていきたいと思った。
高和真吾 実務訓練先:日本下水道事業団
実務訓練は,とても充実した5ヶ月間となった。研究の進め方,プレゼン能力,社会性等を学ぶことができ,これからの修士での研究に生かしてきたいと思う。また,今まであったことのない,価値観を持った人達と出会うことができ,人間の面白さに改めて気付かされる実務となった。
露崎知広 実務訓練先:積水化学工業 環境ライフカンパニー京都研究所
開発推進プロジェクト
実務訓練を経て、自分の未熟さや社会の厳しさを実感することができた。5ヶ月間という短い期間だったが技術者として常に研鑽を続け、自らの仕事に責任と誇りを持つということを肌で感じ、大いに成長できたと思う。
記者:学部4年 阿部 隼人