2006/8/4 ノンポイント観測採水装置 公開実験
長岡花火の興奮もさめやらぬ8月4日。信濃川支流渋海川(しぶみがわ)にかかる渋海橋(しぶみばし)にてノンポイント観測採水装置の公開実験が行われました。
この日は日本下水道新聞、水道産業新聞の記者の方も取材に見えるなど多くの方に見守られてのお披露目となりました。
本日の主役の採水装置
近年、道路からの雨天時流出水が未処理のまま河川などへ放出されていることが問題視されています。しかし、採水や量の把握が困難であることから、実態把握は十分とは言えず、対策案を講ずるまでに至っていないのが現状です。
そこで研究室では、独自に採水装置を作成し、橋の下に設置することで、ノンポイント汚染を直接的に観測することで、ノンポイント汚染の河川負荷を把握する研究に取り組んでいます。
水が分割されていく様子を見守る
橋の上から水を流入させる 修士1年 片山智樹
この日は、橋の上から水を流し、採水装置に流入させ、分割されていくのを確認しました。
5mm/hr、2mm/hrの降雨を再現し、分割を確認することができ、公開実験は無事終了することができました。
足場が悪い中、公開実験に参加していただきました皆様、ありがとうございました。
今後は、この採水装置を用いて、実降雨の道路排水の採水を行い、長期連続観測を行っていく予定です。
(撮影:学部4年 伊藤 梓、記者:修士2年 高橋 梢)