流れのシミュレーション
微小重力下で熔融材料に内在する気泡や外表面における流れ挙動 (
表面張力によるマランゴニ対流 ) は、材料の性質を左右する
重要な因子である。
そこで、本研究室で開発した熱伝導を伴う非圧縮・粘性流体の有限要素法
プログラムならびに汎用コードを用いて、実験では測定が困難な状態量の
逆解析を行う支援システムの開発を進めている。
主な公表論文等
- 宮田 保教, 永澤 茂:
融液流動による温度場の変形と一方向凝固デンドライトの特性量変化,
日本マイクログラビティ応用学会誌, Vol.19 No.2, p.125-132, (2002).
- 宮田 保教, 永澤 茂, 斎藤 栄詞, 福澤 康:
絶対安定速度近傍の凝固組織特性と遷移界面形態, 日本金属学会誌,
Vol.66 No.4, p.418-424, 2002.
- S.Nagasawa, W.Nomura, Y.Miyata, Y.Fukuzawa: Development of numerical
simulator for a bubble behavior driven by Marangoni convection in
viscous fluid under micro gravity,
MOVING BOUNDARIES VI, edited by B.Sarler, C.A.Brebbia, pp.83-89,
WIT-press(2001), ISBN 1-85312-864-3.
- 長谷川恵一, 永澤 茂, 宮田 保教, 福澤 康 : 汎用コードによる
微小重力下液体中のマランゴニ対流の数値解析, 日本マイログラビティ
応用学会誌 JASMA Vol.13 No.4, pp.367/368, (1996.10)