事業目的
地域ポテンシャルを活かした新たなものづくりスタイルを確立し、日本ものづくり産業の競争力強化を目指しています。
中越地方のプロフェッショナルメーカーが有する地域資源としての金属材料へ加工技術を新たな価値を付加する製造技術に高め、市場流通材に革新的金属表面処理技術(高耐摩耗化・高耐食化・高摺動化)を施すことができれば、これまでに無い新しい機能、従来材料を大きく凌駕する特性を持つスーパーメタルとして市場をリードすることができます。
そこで、本事業ではこの革新的金属表面処理技術の実用化(グローバルトップ技術の獲得)に向け、高耐摩耗化・高耐食化・高摺動化の基礎技術を確立することを目的としています。
事業概要
ものづくりの現場に大学が張り付き、ものづくり現場の「暗黙知」「実践知」を科学することでデライトな「新たな気付き」を促す新しい産学融合ものづくりスタイルを確立し、市場流通材のスーパーメタル化開発を実践します。
大学の基礎研究から積み上げる典型的産学連携ではなく、本提案においては「現場の実機装置において、今、現場で何をする必要があるか」と、大学研究者が企業現場サテライトで実機装置を起点に本質課題を把握・発掘・共有・対策するスタイルを確立します。
地域企業の強みである「経験価値」「実践力」と大学の「科学価値」「創生力」の融合で、市場流通材に新たな価値を付加する革新的表面処理技術(高耐摩耗化・高耐食化・高摺動化)を開発している。
さらに、長岡近郊のプロフェッショナルメーカーなどともコラボすることで、目に見えるものづくりにより地域活性化を目指しています。
事業内容
高耐食化
フェライト系ステンレス鋼の窒素熱処理
安価なフェライト系ステンレス鋼に窒素熱処理を施すことで、オーステナイト系ステンレス鋼を凌駕する耐食性を発揮するプロセスの開発を目指します。
詳細PDFをみる