環境微生物工学研究室
微生物の力で、環境を浄化し、資源を循環する。
持続可能な未来を、科学の力で切り拓く。
About
環境微生物工学研究室とは
私たちは、これまで数多くの有用な化学物質を生み出し活用してきました。しかし、それら化学物質を含む廃棄物が環境中へ流れ出た後、どうなっているでしょうか。近年、マイクロプラスチックと呼ばれる人工物による海洋環境の汚染が非常に大きな問題となっています。土壌や河川も含めて、環境汚染は地球規模で取り組むべき課題の一つとなっています。
私たちは、環境中の微生物を上手に使って、環境汚染を浄化したり廃棄物を削減することを目指して、環境汚染の原因となる化学物質を食べて生長する微生物を発見し、そのユニークな特徴を解き明かしています。そして、効率的な環境浄化システムを作るために、その微生物の遺伝子や酵素、ゲノム構造の分子レベルでの解明に取り組んでいます。



Research
研究テーマ
天然ゴムは、タイヤやゴム手袋、カテーテルなど私たちの生活には欠かせない製品の原料として幅広く使われています。しかしそれらの廃棄物は焼却や埋め立てによって処理されており、廃棄コストや焼却時におけるCO2の排出が問題となっています。
私たちは、これまでに天然ゴムを分解するユニークな微生物を発見しました。最近では、微生物の酵素によって、天然ゴムなどの資源を生分解性プラスチックの原料に変換できることが分かりました。環境中に存在する微生物の活用は、資源循環による持続可能な社会の形成に大きく貢献できると期待されています。
海に放置された釣り糸や漁網などの漁具は「ゴーストギア」と呼ばれ、ウミガメや野鳥に絡まったり、細かく砕けてマイクロプラスチック化したりと、海洋生態系に深刻なダメージを与えています。これまで、こうした漁具によく使われる「ナイロン」という素材は、海洋では分解しないというのが世界の共通認識でした。
しかし最近の研究で、市販されている釣り糸のうち、特定の成分で作られたものが、海の中で自然界で分解しやすい代表的な物質である「セルロース」と同等レベルで生分解されることが世界で初めて発見されました。
私たちの研究室は、微生物や遺伝子、酵素の専門家としてこの共同研究プロジェクトに参加し、「なぜこのナイロンは海で微生物によって分解されるのか?」という生分解のメカニズム解明に挑んでいます。この謎を分子レベルで解き明かすことで、環境に優しい新しい漁具や素材の開発が進み、地球規模の海洋汚染問題の根本的な解決に大きく貢献できると期待しています。
微生物の力で、持続可能な社会を実現する
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研究実績
私たちの研究成果については以下で紹介します
研究実績はこちらMember
メンバー

5年一貫制博士課程
1年
修士課程
1年
学部
4年
研究生
秘書
Access
アクセス
学外・国外からの大学院生(修士課程・博士課程)や、日本学術振興会特別研究員を受け入れています。
産学官の共同研究も積極的に推進しておりますので、当研究室にご興味ありましたらどうぞお気軽にご連絡ください。
〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1
長岡技術科学大学 生物棟4階454室
教授 笠井 大輔 宛