研究内容

-Research-



長岡技術科学大学 物質生物工学専攻 環境ナノ材料研究室

高橋 由紀子 准教授


Y.Takahashi

研究理念

身の回りの「色」、その多くは有機色素によるものです。有機色素は光エネルギーを効率的に捉え、化学反応を通じて多様な機能を発現します。本研究室では、有機色素のポテンシャルを最大限に引き出すため、有機色素と無機微粒子からなるナノ顔料や極薄膜を作製し、その色と機能性を追求しています。ナノスケールでは、有機色素集合体はバルク固体とも分子とも異なる、特有の性質を示します。高い表面エネルギー、大きな比表面積、高い反応性、そして励起子間の分子間相互作用によって生まれる新たな機能、色材としてもナノサイズの色は特有です。これらを活用し、環境計測、汚染物質の除去、エネルギー変換、省資源、安全なナノ色材の開発など、地球での人類の未来に貢献する、機能性ナノ色材、薄膜を目指しています。


研究分野