近年、計算機(コンピュータ)は急速に発達しています。それにより、これまで解析することが困難であった鋼構造物の厳密なモデルの数値解析を行うことが可能になりました。有限要素法も時代と共に可能になった数値解析手法の一つです。
有限要素法(FEM)とは、解析的に解くことが難しい微分方程式の近似解を数値的に得る方法の一つであり、工学分野の多種多様な問題の数値解析、シミュレーション法として多用され、計算力学を支える有力な手段となっています。
鋼構造研究室では、橋梁のメンテナンスに関する研究および様々な実験に対して有限要素法を用いており、より優れた有限要素法の手法の確立を目指し研究しています。