熱分解ガスクロマトグラフ飛行時間質量分析計 GC-TOF/MS

機種    :JEOL JMS-T200GC AccuTOFGCx-plus
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設置場所  :分析計測センター 221室
担当教員  :牧 慎也
担当技術職員:◯上野 悠一、小杉 健一朗

電子イオン化法(EI法)/電界イオン化法(FI法)を用いた定性解析が可能
精密質量測定が可能
熱分解ユニットを併用することで、熱分解成分等の定性解析が可能

※熱分解ユニット(EGA / PY-3030D)
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熱分解ユニットを併用したGC-TOF/MSでできる事

ポリマー等は分子量が大きい為,直接GC-MS分析は行えません.しかし,熱分解ユニットを併用することで分析出来るようになります.
熱分解ユニットは,不活性ガス(Heガス)中で熱分解を行うことが出来るユニットです.この熱分解ユニットを併用することで,熱分析と分離分析を組み合わせることが出来ます.熱分解ユニットを使った分析には,シングルショット法とダブルショット法の2種類があります.
ポリマー分析の場合,シングルショット法では揮発成分・熱分解生成物の情報を一度に分析できます.ダブルショット法では,揮発成分の情報と熱分解生成物の情報を分けて分析できます.
得られた測定データは,NISTライブラリーサーチ等から定性解析を行います.

GC-TOF/MS測定用の試料について

試料形状
①熱分解ユニットを併用したGC-MS測定:固体(バルク、粉末)、液体
  *熱分解ユニットの使用温度範囲は50℃~1000℃です。
②試料の直接導入によるGC-MS測定:液体、気体
  *試料の直接導入によるGC-MS測定の場合、濃度を数ppm〜ppbのオーダーに希釈していただく必要があります。

JEOL JMS-T200GCx-plusの利用について

利用方法
現地利用 
半遠隔利用 web会議システムによる現地スタッフとの協働的な利用
利用補足
利用希望者は、装置担当者までご連絡ください