機種　　　　：JASCO FT/IR-4100
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設置場所　　：分析計測センター212室
担当技術職員：◯上野 悠一、吉田 拓也

物質に赤外光を照射すると，双極子モーメントの変化を伴う分子の振動や回転運動により赤外光の吸収が起こります．吸収される赤外光の波長は分子の振動や回転運動に固有のエネルギーに対応します．そのため，吸収された赤外光の波長と吸光度から試料に含まれる官能基の種類や量を分析できます．

ATR法（全反射測定法）

試料サイズ
　直径2 mm × 深さ1 mm
試料の調整方法
　固体、粉末試料の場合、プリズム（穴）の上に試料を　置き、加圧クランプで押し付けて密着させます。液体　試料の場合は、プリズムの上に試料を置くだけでスペ　クトルを得ることができます。

透過測定

試料サイズ
　8 mm角以上
試料の調整方法
　試料がフィルムであれば、試料ホルダーにフィルムを　貼り付け　透過測定を行います。

液膜法

試料サイズ
　NaCl窓板サイズ：直径25 mm × 厚さ4 mm
試料の調整方法
　液体試料の際よく使用される方法です。NaCl窓板上　に試料を1〜2滴落とし、その上からもう一つの窓板　で試料を挟みます。窓板2枚を枠板にセットし透過　測定を行います。

拡散反射測定法

試料サイズ
　試料ホルダー（穴）サイズ：直径3 mm × 深さ1 mm
試料の調整方法
　粉末試料の測定において、KBr錠剤を作らず粉末のまま　測定する方法です。試料ホルダーの穴に粉末試料を加え　金属棒で押しつけフラットにして測定します。