機種 :Shimadzu EPMA-1600
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設置場所 :分析計測センター102室
担当教員 :田中 久仁彦、白仁田 沙代子、小松 啓志、Do Thi Mai Dung
担当技術職員:〇河原 夏江、高橋 美幸
Beより原子番号の大きい元素の定性・定量分析が可能
波長分散型X線検出器(WDS)を搭載
軟X線分光器(SXES-ER)を搭載
EPMAとは?EPMAで何がわかるか
物質に電子線を照射すると,物質を構成する原子から電子が放出されて空孔が生じます(励起状態).この空孔に対してエネルギー準位の高い外殻の電子が遷移することで励起状態から基底状態に戻る際に,特性X線が放出されます.特性X線のエネルギー(波長)は内殻と外殻のエネルギー差に対応し元素固有の値を持つことから,特性X線のエネルギーと強度を測定することにより,試料に含まれる元素の定性分析と定量分析ができます.
EPMA測定用の試料について
- 測定可能な試料
- 金属、セラミックス・ガラス
- 試料形状
- 固体(バルク・粉末)
- 試料サイズ
- 直径25 mm以内、高さ12 mm以内
- 試料に関する注意
- 試料室の真空度を維持するため、水分を含む試料や電子ビームを照射するとガスを放出する試料(有機材料や生体材料など)の測定はお断りしています。
- 試料の調整方法
- 試料台にカーボンテープなどを用いて固定します。
導電性が無い試料を観察する場合、チャージアップの発生や試料へのダメージを防止するために、試料表面をコーティングすることが必要です。
Shimadzu EPMA-1600の利用について
- 利用方法
- 現地利用
半遠隔利用 web会議システムによる現地スタッフとの協働的な利用
完全遠隔利用 リモートデスクトップ機能による単独での利用 - 利用補足
- 機器を直接操作(現地利用)するにはスタッフから講習を受けて操作方法を習得後、スタッフが行う技能認定試験に合格する必要があります。