機種 :Rigaku ZSX Primus II
リガクのWebページ
設置場所 :分析計測センター117室
担当教員 :小松 啓志、Do Thi Mai Dung
担当技術職員:◯高橋 美幸、上野 悠一、吉田 拓也
B以上の元素の定性・定量分析が可能
波長分散型(WDXRF)、上面照射方式、4kW X線管(Rhターゲット)
分光結晶:LiF(200)、Ge、PET、RX25、RX40、RX61、LiF(220)
X線装置使用者教育訓練を受講し,X線装置使用者登録申請を行う必要があります.
新しくXRFインストラクター資格を取得希望の方は、新規導入装置 XRF PrimusⅢ+ をご利用ください
XRFとは?XRFで何がわかるか
試料にX線を照射すると光電効果により電子が放出されて空孔ができます.空孔ができた電子殻よりもエネルギー準位の高い外殻の電子が内殻に遷移することで特性X線が放出されます.この特性X線を蛍光X線と呼びます.蛍光X線のエネルギー(波長)は内殻と外殻のエネルギー差に対応し元素固有の値を持つことから,蛍光X線のエネルギーを測定することにより,試料に含まれる元素の定性分析ができます.また,ファンダメンタル・パラメーター法により,蛍光X線の強度から簡便に半定量分析が可能です.
XRF測定用の試料について
- 測定可能な試料
- 金属、セラミックス・ガラス、有機物・高分子
- 試料形状
- 固体(バルク)
- 試料サイズ
- 試料マスクは直径10 mm, 20 mm, 30 mm.
試料ホルダーに入る最大サイズは直径51 mm × 30 mm - 試料に関する注意
- 以下の試料は装置内部に悪影響を及ぼす可能性があります.分析を控える様にお願いします.
・発火性のもの
・揮発性のもの
・低温(100℃程度)でも溶けるもの
・真空に引いた場合、飛散または破壊するもの - 試料の調整方法
- 粉体試料はペレット化する必要があります.
Rigaku ZSX Primus IIの利用について
- 利用方法
- 現地利用
半遠隔利用 web会議システムによる現地スタッフとの協働的な利用
完全遠隔利用 リモートデスクトップ機能による単独での利用 - 利用補足
- 機器を直接操作(現地利用)するにはスタッフから講習を受けて操作方法を習得後、スタッフが行う技能認定試験に合格する必要があります。