システム安全工学専攻ではSystem Safety Engineering

システム安全工学専攻では

ハードウエア・ソフトウエア,人,法・規範などの複合体において,人間の誤使用や機械の故障などがあってもその安全を確保するためには,設計/製造/使用などライフサイクルのすべての段階で,危険につながる要因を事前に系統的に洗い出し,その影響を解析および評価して適切な対策を施す必要があります.これらを実行するために,安全技術とマネジメントスキルを統合的に適用する手法の体系を「システム安全(System Safety)」と言います.

イノベーティブでかつグローバルな現代社会では,新技術の加速度的な実用化が行われていますが,その新技術を世界に先立って社会実装するためには,安全を組み込んだ上で社会に提供することが必須となります.そのためには,実用化される新技術の安全確保に係わる理論体系が必要であり,上記,システム安全の学理を構築する研究が社会から要請されています.

システム安全工学専攻では、一般学生と社会人学生を対象として、システム安全を教授します.本専攻では,『システム安全の最先端の知識と高い倫理観を持ち,安全の諸課題や新しい技術に対応できる精深な学識,論理的思考力及び創造力,すなわち研究能力を有し,これに加えて,安全の諸課題を解決できる卓越した能力,すなわち実務能力を有する人材』を養成します.

システム安全の概念とディプロマポリシー