ポリシーPolicy

学位授与の方針(ディプロマポリシー)

学生に学位・修士(工学)を授与するに当たり,学生が修得しておくべき能力を含めた学位授与の方針(ディプロマポリシー)は,次の通りです.

本分野では,以下の項目の習得を学生の到達目標とします.

  1. システム安全の考え方及び原理と各分野の高度な専門知識を革新的な技術に応用実践できる研究能力と実務能力
  2. 安全の最先端の知識と高い倫理観
  3. 安全技術とマネジメントスキルを統合して応用するシステム安全の考え方及び原理
  4. 安全原理,政策・経営,規格・認証,及び安全技術の各分野からなる,システム安全の国際的に通用する体系的な専門知識

大学院工学研究科修士課程入学者受入方針(アドミッションポリシー)

長岡技術科学大学は,活力(Vitality),独創力(Originality),及び世のための奉仕(Services)を重んじるVOSの精神をモットーとして,グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者・研究者の養成を目指しています,この目的を達成するために,本学は,大学院のすべての入学者に対し,学士レベルの学修を継いで指導的技術者・研究者へと至る教育を行っています.そこで,本学は入学を希望する学生に対し,次のような能力と資質を求めます.

  1. 技術や科学に強い関心をもち,それにかかわる学習に必要な基礎学力をもつ人
  2. 知識をもとに思考を深め,それにより判断したことを適切に表現できる人
  3. 新しい分野の開拓や理論の創出,ものづくりに意欲をもち,技術や科学を通じて社会に貢献したい人
  4. 自ら積極的に学習や研究に取り組み,問題解決のために多様な人々と協力できる人
  5. 優れた個性を発揮し,人間性が豊かで,責任感のある誠実な人

教育課程の編成方針(カリキュラムポリシー)

本分野の教育上の理念は,国際標準に基づく人に頼らない安全,すなわち,システム安全を教授することです.この理念のもと,本分野では以下に示すカリキュラムポリシーに基づき,教育課程を編成して,それを実施します.

  1. 体系的に学修するシステム安全に関する知識の深化と,その組織経営への創造的な応用実践力を涵養するため,安全原理,技術者・研究倫理,及び研究方法論を教授し,自ら発掘するシステム安全に係わる課題に関する研究について指導する.(必修科目及び研究)
  2. システム安全を応用実践する各分野における研究能力,及び実務能力を涵養するため,リスクアセスメント,規格立案書・安全設計立案書の作成,安全認証,及び組織安全管理の講義と演習を実施する.(必修科目)
  3. 安全の最先端の知識と高い倫理観を有し,安全技術とマネジメントスキルを統合して応用するシステム安全の考え方を身に付け,それを各種解析に適用しつつ研究及び実務に応用実践できる体系的な専門基礎力を涵養するため,政策・経営,規格・認証,及び安全技術の各分野からなる講義を実施する.(選択必修科目)
  4. システム安全に関する多様な専門知識を身に付けるため,関連する各種分野の講義を実施する.(選択科目)
  5. 安全技術,安全認証などの研究能力,及び実務能力を涵養するため,海外・国内の安全認証機関,安全技術研究機関等で,インターンシップを実施する,(選択科目)