講座および修士研究Master of Philosophy

講座概要

システム安全工学分野は、「安全規格・設計講座」、「安全認証講座」、「安全管理講座」の3講座により構成されています。

○安全規格・設計講座

本講座では、実践的で実務的な観点から、安全規格や安全設計に係わる教育と研究を行っています。特に、国際規格と安全技術、産業システム安全設計、電気安全設計、安全論理などに力点を置き、新たな規格と設計を開発しています。

キーワード:国際規格と安全技術、産業システム安全設計、電気安全設計、安全論理

○安全認証講座

本講座では、安全認証に関する実践的な教育と研究を行っています。具体的には、リスクベース、認証システム、安全規格、安全設計などの分野を基礎として、リスクアセスメント、機能安全、人間工学などに関して国際的に認められる安全評価とその文書化の方法論を開発しています。

キーワード:安全認証、研究倫理・技術者倫理、リスクアセスメント、機能安全、人間工学

○安全管理講座

本講座では、管理、組織、経営、政策の観点から、事故データや不正事件の分析、専門家や国民の意識調査、法令の国際比較などを通じて、安全な組織・社会の構築に向けた実践的な教育と研究を行っています。安全のビッグデータ、DXの活用も新たな挑戦です。

キーワード:安全マネジメント、リスクマネジメント、組織マネジメント、技術経営

修士研究題目例

研 究 題 目
ISO31000を適用した製品の開発業務における効果的なリスクマネジメントの運用に関する研究
舶用2サイクル主機関における掃気室火災の早期検知に関する研究
少量多品種化学物質を使用する製造現場における爆発火災リスク低減方策に関する研究
組織における安全レベルの見える化・定量化に関する研究
製品開発・設計時における製品安全規格要求事項の組み込みとその確認評価に関する研究
ALD(原子層堆積法)を用いた薄膜製造に係る設備等のリスクアセスメントに関する研究
日本の建設業における労働災害を予防するための保全対策