インターンシップInternship

安全技術,安全認証などの最先端の研究能力および実務能力を涵養するため,海外・国内の安全認証機関,安全技術研究機関等にて実施します.

なお,新型コロナウィルスの拡大状況によっては,インターンシップが中止となる場合があることをご了承願います.

海外インターンシップにおける日程等の例
日 程 内 容
4月下旬ころ 出国/現地集合(個別に移動,実務訓練先に集合)
4月下旬~5月上旬 各実務訓練先にてOJT,調査,講習,討論(機関:TÜV Rheinlandなど)
5月上旬ころ 各自帰国
国内インターンシップにおける日程等の例
日 程 機 関 内 容
6月~7月 (独)労働安全衛生総合研究所 労働安全に関する講義・実習受講,討論及び研究施設等の見学

インターンシップを終えた学生から

馬場 勝彦 SKソリューション(株) 所属 (平成30年度 修了生)

馬場 勝彦
SKソリューション(株) 所属
(平成30年度 修了生)

TÜV Rheinland InterCert Kft(ブダペスト)実務演習を終えて

4月29日出国,5月13日帰国,行く決心をしてから8ヶ月,英語の特訓と同期のおかげで,充実感と達成感が得られた15日間,あっという間の研修でした.日本に居ては,決して得る事の出来ない経験や,行かなければ味わえない現場の実情を知ることができ,貴重な見聞と素晴らしい経験を得ることが出来ました.人生初の一人渡航,心配もあり不安だらけでしたが,飛び込んでみたら百聞は一見にしかず,現地での評価装置の見学に始まり,ヒアリング,認証検査の立ち会い同行,ユーザー・メーカー・認証機関とのやりとり,ENとISO/IECとの関係性,安全思想の定着感など,日本がJapan as No.1と謳歌していた間に,EUは物作りや評価の仕組みを,未来を見据えて根本から変え,進めてきた.その結果,今日では世界の中核となるシステムに育ち,世界を席捲している.日本人のMade in Japan信仰への執着,警鐘と危機感を肌で感じられた貴重な研修でした.

中村 伸彦 ベクター・ジャパン(株) 所属 (平成26年度 修了生)

中村 伸彦
ベクター・ジャパン(株) 所属
(平成26年度 修了生)

TÜV Rheinland of North America(シカゴ)を訪ねて

4月最後の日曜日,講義を受けた後,そのまま成田に向かい,アメリカに向けて旅立ちました.シカゴ郊外にある第三者認証機関TÜV Rheinland of North Americaの一拠点での実務訓練の始まりです.
こじんまりとした静かな事務所で,メンター役の担当エンジニアとマンツーマン.IEC61508の概要トレーニングを皮切りに,規格に対してのありかたについての議論,実際のプロジェクト資料を使っての認証実習,ドイツ本社にいるISO26262エキスパートを交えての電話会議.自らの業務経験,システム安全専攻で一年間学んだ内容を総動員して,新たな情報・概念を噛み砕き,より高いレベルで安全について理解していきます.
あっという間の二週間,この濃密な時間は,私のかけがえのない財産となりました.

三橋 栄治 日本ドレッサー(株) 所属 (平成23年度 修了生)

三橋 栄治
日本ドレッサー(株) 所属
(平成23年度 修了生)

TÜV Rheinland InterCertでのインターンシップ

4月下旬からの約2週間,ハンガリー ブタペストにある第三者認証機関のTÜV Rheinland InterCert(旧MEEI)にてインターンシップを体験しました.
期間中は,各担当ごとに総勢20名以上のエンジニアに対応いただき,低電圧指令,EMC指令,機械指令,医療器指令,ATEX指令の適合性評価に関連した試験装置の見学,実演並びに議論を交わしました.その中でCEマーキング制度とは,製造者主体による適合宣言及び,必要に応じた第三者認証機関の適合認証により,欧州での流通の自由を獲得する,最低限の安全要求であることを再認識しました.豊な自然と歴史遺産,大河ドナウを背景に,第三者認証の理解はもち論の事,現地エンジニアの安全に対する真摯な思いを共有することができ,私の今後のキャリアにとって,他では得られない貴重な経験となりました.

野々口 泰三 電源専業メーカー 勤務 (平成21度 修了生)

野々口 泰三
電源専業メーカー 勤務
(平成21度 修了生)

MEEIでのインターンシップ

4月27日から5月8日までの約2週間,ハンガリーにある第3者認証機関のMEEIでインターンシップを体験しました.期間中は製品安全に関する適合評価の概要から始まり,医療機器・機械といった個別製品の安全評価を実務面から理解する事で,製品安全の適合評価の主役は製造者である事を再確認しました.さらに,MEEI内の試験室で実際の試験を見学しながら,適合評価に関わる第3者認証機関の役割を理解する事で,製品安全をめぐる関係者とその各々の役割を体系的に理解する事ができました.
欧州の製品安全への真摯な思いを実際に肌で感じながら,第3者認証機関の立場から製品安全を学習する機会はめったになく,私個人と私の今後のキャリアにとって貴重な経験となりました.